2011年 10月 19日
奈良県立図書情報館に「新聞の書評に載った本」というコーナーがあります。 このコーナーは行くたびにチェックを欠かしません。 話題の本はきっと面白いんだろうな、と単純に思うので(^^♪ で、これはそのコーナーにあった本。 前文にあったのですが、この本は教科書の研究本ではなく、明治大正昭和時代の人々のエネルギーみたいなものを教科書の図像を通して伝えていくことを目的とした本だそうです。 ふむふむ。 わたしはどちらでもかまいませんぞ。 教科書の絵に興味がわいたので、それが載っていればいいのです。 で、面白い絵がたくさん載ってました。 とくに印象に残ったのは、少年が、日の出の時に太陽の方角を向いて両手を広げ、立っている絵。 この絵には説明文がつきます。 「正面が東、後ろが西、左が北で右が南です。」 なんて分かりやすいんだ! 昔はこうして子ども達に方角を教えたんだそう。 そしてそれは何十年にわたって変わらず、時代によって絵が変わって行くのです。 明治時代は子どもが身に着けているのは着物で、昭和は洋服とかね。 その移り変わりがなんだか面白かったです。 その絵がだんだんモダンにシャープになっていくように感じました。 そのほかにも、地方の子ども達に東京はどんなに文化が進んでいるか教えるために描かれた絵には、電線がピシッと美しく何本もあって、当時はこういうのが重要だったんだなあと面白く読めました。
by hare-kumorisora
| 2011-10-19 18:14
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